| カナダの経済情況、不動産市場の動向 |
安定した経済運営は世界でも屈指、カナダ不動産への投資
豊かな自然に恵まれ、世界で二番目に大きい面積の国土をもつ国、カナダ。
世界中から集まった人々が互いに尊敬し合い、調和して暮らしているカナダは、多文化主義を採用し、世界中から移民が集まる国としても知られています。
世界的に好感度が高いことも特徴のひとつといえるでしょう。
カナダは、原油、ウランをはじめとする天然資源の宝庫であり、資源国としての豊かさもあります。
加えて、高度に発展した航空産業や情報産業もカナダ経済を支える重要な側面になっています。
カナダは、主要先進国の中で、もっとも財政的な健全さを保持しているほか(債務GDP比率は20%台)、一人あたりの所得(購買力平価)も高い水準です。
また、カナダの国内銀行は、保守的な運営をしてきたことからサブプライムローン問題の影響が見られず、ファイナンシャルセクターの健全性も大きなポイントです。
| 面積 |
9,984,670キロ平米 |
| 人口 |
3,357.3万人 |
| 言語 |
英語(公用語)、フランス語(公用語) |
| 民族 |
白人、南アジア系、中国系、黒人、先住民族など |
| 宗教 |
キリスト教、イスラーム、ユダヤ教、ヒンドゥー教など |
| 通貨 |
カナダドル(CAD) |
| 首都 |
オタワ(Ottawa) |
| 政治体制 | 立憲君主制 |
| 女王 | エリザベス2世 |
| 首相 |
スティーヴン・ハーパー |
(グラフ) 主要国(G7)における債務GDP比率
(OECDのデータよりStasia Capital調査部作成)
上記のグラフを見ると、主要先進国の中で、最も健全な財政の国であることがわかります(債務GDP比率が20数%台、日本は160%でG7で最悪)。
2008年の一人あたりの購買力平価(PPP)は、G7の中では米国についで第2位となっています(IMF、World Economic Outlook、2009年10月)。
また、国際競争力ランキングでは第八位となっており、日本やフランス、イギリスやドイツよりも上位に入っています(スイスIMD国際経営研究所、World Competitiveness Year Book 2009) 。
カナダは、積極的な移民政策を展開していることから、安定的な人口増加が続いています。
安定的な人口増加は、不動産市場を堅調なものにする大きな要因となっています。
HDI(国連開発委員会が発表する豊かさを示す指標)では、例年上位であり(2009年は第四位)、世界で最も豊か住みやすい国としての評価が定着しています。
また、高い教育レベルもさることながら(大学以上の学歴取得者は世界一)、多文化主義(民族と人種の多様性を法律で保障)を進め、世界中から質の高い人材を確保しています。
カナダの国内銀行は、保守的な運営をしてきたことからサブプライムローン問題の影響が見られなかったことは、カナダのファイナンシャルセクターの健全性を示しているといえます。
また、現在、米ドルの軟調状態が続いていることから、資源国通貨であるカナダドルが安全資産として見直される可能性が高まっています(とくに、原油価格高騰時のヘッジ資産)。
健全なファイナンシャルセクターを背景に、外国人でもローン借り入れが可能です(LTV最大65%も可能で、金利は米ドルと相関性があることから現状3.23%と歴史上低い水準となっています)。
(グラフ) カナダの住宅価格の動向
(Teranet、National Bank of CanadaのデータよりStasia Capital調査部作成)
近年、カナダ不動産の価格は、安定した上昇基調が続いています。
2000年から2001年にかけては4%から5%程度、2002年から2005年は7%から9%程度、2006年は12.6%、2007年は8.9%の上昇となりました。
2008年のリーマンショック以降、世界経済の先行き不透明感から不動産価格は下落に転じましたが、2009年以降、入り底を確認し、回復基調に転じています。
また、レンタルイールドは5%から8%と比較的高く、カナダ不動産の投資の魅力のひとつとなっています。