17

1月

2011

【コラム】第6回 私がロンドン不動産を購入した理由(2)

前回に引き続き、私がロンドンに不動産を買った理由第2弾です。

 

2011年1月10日のファイナンシャルタイムズから記事をご紹介します。

 

(見出し)City bonuses boost demand for London property

 

(トップフレーズ)The resurgence of City bonuses alongside a growing number of international property buyers are keeping the London property market booming, in spite of wider UK market downturn.

 

(邦訳)

ロンドン金融セクターのボーナスがロンドン不動産の需要を押し上げる

ロンドン金融機関のボーナスの復活は、全英マーケットが不調にも関わらず、急増する国際不動産投資家とともに、ロンドン不動産市場を押し上げる。

 

リーマンショック以降、欧米の金融機関は業績の悪化に伴い、2008年後半からレイオフや給与やボーナスのカットを行ってきましたが、ここにきて政府の救済策(公的資金の注入)やリストラ効果が出て、金融機関の業績が回復してきました。

イギリス国内では昨年の総選挙後から連立政権による緊縮財政政策により、公務員の削減、給与・ボーナスの削減が実行され対照的な結果ですが、City(ロンドンの金融街を総称する言い方)のボーナスがでることにおり、ポンド安で海外から流入している投資資金に加え、ロンドン市内の金融街へのアクセスが良い中心部の物件を買う動きに拍車がかかりマーケットを押し上げるとの見方です。

 

2008年の世界金融危機でロンドンの不動産マーケットは調整を余儀なくされましたが、ポンド安から海外の富裕投資家からの投資マネーが入り2009年半ばからロンドンのプライム不動産は回復しました。

しかし、2010年の半ばから、新政権の緊縮財政により景気後退が余儀なくされたことにより、不動産価格は横ばいからやや下落傾向に向かっています。

 

話はいきなりアメリカに移るのですが、私は2010年7月に久々にアメリカの不動産市場を視察してきました。

NYから入り、シカゴ、デトロイト、LAを回って来ました。

アメリカの不動産もNYなどはそろそろ底打ち感が出てきました。

マンハッタンのコンドは空室率が極めて低く、駐在員が物件を取り合っているような状態でした。

その際、地元の不動産エージェントのコメントが印象的でした。

 

「マンハッタンのマーケットは、ウオール街の今年の冬のボーナス次第だ」

 

金融都市のマーケットは、そこで働くスタッフの懐に大きく依存するという、言われてみれば、非常にわかりやすい尺度を再確認したのです。

その意味で、今ロンドンのシティーの業績により、ロンドンの高級マンション市場は今後大変面白くなると確信していますが、皆様いかがでしょうか?

 

私が、2010年11月の寒い時期にわざわざロンドンまで不動産を買いに行った理由はまさにこの点にあったわけです。

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