07

4月

2011

【コラム】第13回 現地通貨への有利な両替の仕方(1)

今回は、「現地通貨への有利な両替の仕方」について記します。

 

まず結論を申し上げると、「支払いには最大限クレジットカードを使い、必要最小限の現金をATMでキャッシングする」です。

現地通貨への両替について考慮すべきポイントは、「交換レート・利便性(手間)・安全性」ですが、「カードで支払い+キャッシング」は全ての項目で他より勝っています。

 

以下では、その論拠を、それぞれの両替方法ごとの特徴や具体的な数値等を用いて示します。

 

まず覚えていただきたいのが、TTMという単語です。

これは、異なる通貨間の両替に関し、銀行間取引レート(インターバンク取引実勢レート)を参考に、その日の基準となるレートを銀行が独自に決めたものです。

我々が両替する場合、TTMに銀行が得る手数料等々が上乗せされたものが提示されます。

 

【現金】

現金を現地通貨に両替することは、利便性は高いですが、交換レートと安全性では他の手法と比べて見劣りします。

日本円を現地の銀行で現地通貨と両替する、あるいは日本国内の外貨両替所(空港や街中の銀行や)で両替する場合、メジャーな通貨(米ドル・ユーロ)の場合でTTM+3~4%程度です。

大黒屋などの金券ショップでは、TTM+2%程度で米ドルを入手することが可能です。

 

なお、現金での外貨両替には一つのセオリーがあります。

両替は、よりマイナーである通貨の国(地域)で両替した方が有利であるということです。 

具体的には米ドル、ユーロ、英ポンドは、実は日本国内で両替したほうが有利であり、逆に豪ドルや香港ドル、タイ・バーツ、フィリピン・ペソ、シンガポールドル等、その他の通貨は日本で入手しようとすると10%超の手数料がかかってしまいますので現地で両替した方が圧倒的に有利です。

また、日本と経済的な結びつきが弱い新興国や発展途上国(東欧、中東、アフリカ、中南米 諸国の通貨と両替するのは、日本で米ドルやユーロに両替し、現地でその米ドルやユーロを現地通貨に両替するのが、通常お得です。

 

【トラベラーズチェック(T/C)】

トラベラーズチェックは現金と比べるとお得な手数料率で現地通貨に両替出来、また紛失や盗難時の補償もあるというメリットがあります。

両替レートは、TTM+3~4%程度です。

ただし、一部の国や地域では利用できない場合があり、使えても手数料が現金よりも高くなるケースもあります。

 

なお、上級者向けのちょっとした“裏技”として、「数十万円以上のまとまった額をメジャーな現地通貨に両替する場合、FXの取引口座を利用する」というものもあります。

幾つかのFX企業の場合、ドルに限らず取扱い通貨の両替全てにおいて一通貨単位辺り一律20銭の手数料で両替することができます。

即ち、手数料は米ドルで0.25%、英ポンドにいたっては0.14%程度です。

適用為替レートもTTMなので、シティバンクの口座などとうまく連動させるなどすれば非常にお得です。

ただし、普通に外貨をキャッシュで引き出そうとすると、手数料がかなりかかり、また出金の際に3営業日くらい待つ必要もあるというデメリットもあります。

 

次回は、クレジットカードでの支払いとキャッシングを利用した場合のメ

リットを中心にお話いたします。

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