月
02
5月
2011
先日、上海モーターショーに行ってきました。
(毎年、上海と北京で交互に開かれているモーターショー)
2007年と2009年に開催されたものも行っていますので、足を運んだのは今回で3回目です。
毎回驚かされるのは、規模の大きさと華やかさです。
モデルのお姉さんはいうに及ばず、各自動車メーカーの催し物には多くの人が詰めかけます。
この点、不動産の展示会は地味すぎます。
(別に地味だからいけない、というわけではありません)
今回、モーターショーに行って気づいたのは、「iPad」が調査手法や展示手法に対して大幅な変化を与えていたということです。
確かに、2009年のときは、iPadは存在しなかったで、この2年の変化は非常に大きかったかもしれません。
(第一世代iPadの発売は2010年4月)
ちなみに、北京現代のブースには、まだ中国市場では未発売だった「iPad 2」がたくさん置かれていました。
モーターショーのブースに訪れた来場客の個人情報を得るのは、今後のマーケティングで重要な材料となります。
これまでは、アンケート用紙を使って情報を獲得するのが一般的でした。
パンフレットを渡す場所で記入させるケースも多かったように思います。
それが、今回は、iPadを持ったスタッフが、来場者のところにやってきて、「名前を携帯番号、メールアドレスを入力してください」というのです。
iPad上には、必要な情報が入力できる画面が開いており、画面上のキーボードをタッチします。
来場者は、画面に向かって個人情報を入力します。
これのいい点は、まず、「目新しいiPad」で顧客の目を引くことができることがあげられるでしょう。
最新の技術を展示するモーターショーにおいて、最新のモノで来場者と接するというのは、来場者の満足度を高めることにもつながります。
次に、入力させることで、情報の正確さを向上させることができます。
アンケート用紙だと、「達筆な」人びとの文字を解読する作業に苦労することになりますし、さらに、エクセルやデータベースに入力するという作業が待っています(ここでもミスが発生する可能性がある)。
さらに、購入意欲の高い顧客に対しては、そのままiPadを使って商品の具体的な説明も可能です。
このレベルでは、操作上で大した教育も必要ないと思います。
iPadが調査上でユビキタスコンピューティングを実現しているといえるかもしれません。
(最近、このことばを聞かなくなりましたね。もしかして死語?)
iPadが使われていたのは、対来場者だけではありません。
車の横にiPadを設置し、車のスペックやイメージ、動画を自由に見れるようにしている企業が多く見られました。
より詳しい中身を確認したり、スペックを比較したりすることが可能です。
こうすることで、ムダなパンフレットの数を抑えることもできます。
不動産調査においても、iPadは調査スタイルに大きな変化をもたらすことになるでしょう。
例えば、調査で回った物件を記憶する際に、行った場所を地図上で記憶させることができれば、どこを回ったのかあとで確認できます。
(3G対応モデルなら、GPSで自分のたどったルートを記憶させることもできるかもしれません。中国でこれがちゃんと使えるかはわかりません)
物件情報を入力していく際も、モーターショーのアンケートと同じで、決まった項目を入力するならば、スピーディーに入力できると思います。
いうまでもなく、インターネット環境が手に入るなら、足りない情報をその場で調べることができて、しかも、それが正しいかどうかも現場で確認できます。
これまで、私は「野帳」を使ってきましたが、iPadにとってかわる時代がやってきたと感じています。
営業にも使えるツールですので、会社で数台購入してみるのもよいかと思っています。
(少なくとも、物件の画像集、とくに間取り図をiPadに入れて、顧客に説明するのは非常に効果的だと思っています。視察現場でも威力を発揮するはず)
こういった新しいモノをどんどん取り入れることは、その時代の最先端を感じるわけですから、新しいビジネスのアイデアやスタイルを思いついたり、調査において、新しい知見をもたらしたりすることにつながります。
社内稟議が通らなければ、自腹を切って購入しようと思います。