02

6月

2011

【コラム】第13回 ペットを飼う人が増えた中国

ここ数年、中国ではペットを飼う人が増えました。

とくに、犬の数が急激に増えたように思います。

 

もともと、ペットを飼うことは生活を営むのに必要不可欠な要素ではありません。

ペットの数が増えたということは、それだけ中国人の所得水準があがり、生活に余裕が出てきた人が増えてきた、ということだと思います。

 

ペットの数が増えてくると、マナーの悪さも目立ってきます。

私の観察では、ペット(犬)を飼う際にもっとも基本と思われる、「糞の処理」と「リードの装着」が定着していません。

 

私も上海で犬を飼っていますが(知人から子犬を譲ってもらいました)、毎朝犬の散歩をすると、必ず道路に処理されない糞をたくさん見ることになります。

(ちなみに、何回か踏んづけて困ったことがあります)

紙やビニール袋をもって、犬が用を足したときは処理するという基本的なマナーの定着度は低いです。

(これでも、私が上海で暮らしはじめた頃よりかはマシにはなってきていますが)

 

リードを装着せずに散歩させる人も非常に多いです。

私は、かつて2回、犬に噛まれました。

犬というのは、動物を見ると寄ってきたり威嚇したりして、飼い主がコントロールできないときも多々あります。

小型犬ならば蹴散らすこともできますが、ジャーマンシェパードやシベリアンハスキーとなると、話は違います。

近づいてくるだけでも怖い大型犬をリードをつけずに散歩させる人が多いことは、やはり他人のことを考えていない飼い主が多いことの証左だと思います。

私の日本の実家では、バセットハウンドを飼っていますが、おとなしいバセットハウンドでも中型犬ですから、犬が嫌いな人にとっては怖い存在です。

 

ペットが他人に危害を与えることに対するリスクを考えない中国人が多いというのが現状です。

これは、赤信号を守らない中国人が多々見られるのと同じことかもしれません。

(ただ、赤信号でも車は突っ込んできますので、守らないほうがマシ、という意見もあるかもしれませんが)

混合ワクチン接種を受けた犬の数が比較的多いことが救い、といったところでしょうか。

 

マナー水準は低いですが、ペット産業の裾野は確実に広がっています。

私が暮らしはじめたころは、ペットショップは少なかったように思うのですが、今は至る所にペットショップがあります。

旅行でペットを預かってくれたり、トリミングをしてくれるペットショップも増えました。

(私も家族で旅行にいくときは預かってもらっています。どのような扱いを受けているのかはまったく不明ですが)

 

最近、ペットを政府に登録しない飼い主が増えたので、上海では、登録料を引き下げて、登録を徹底しようとする動きが出てきています。

ぜひとも、登録だけでなく、マナーも徹底してもらいたいと思っていますが、これには時間がかかるでしょう。

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