月
08
8月
2011
「儲かっている人は「儲かる」不動産を選択する?」
「ツキ」は「ツキ」を呼び、「お金」は「お金」を呼ぶのではなでしょうか。
儲かっている方は、なぜか「お金」が集まるところの不動産をお好みになるような傾向があるように思います。
T氏は40代後半、物腰柔らかでおしゃれな経営者。
20数年前に、首都圏郊外の地元の小売業を成長産業に育成され、ご資産を築かれた方。
最近はこの不景気を追い風にしたニッチな小売ビジネスを展開されている。
ご商売をされており、成功されている方々は、やはり不動産選びもお目が高い。
世界中のどの市場においても景気の動向に合わせ不動産の取引量は上下し、それに伴い価格も上下する。
マーケットの上昇気流に伴って最も先に価格が上がり、反対に景気後退の局面においては最後に価格が下がり、また下がり方がゆるやかな不動産とはどのような不動産か。
それは、その町の中心地に立地するランドマーク的な不動産です。
東京で言えば、銀座4丁目の中央通り沿いの物件というわけです。
もちろんそのような不動産の単価はその市場で最も高いものです。
またそのような、ランドマーク的な不動産に投資できる機会というのは、常時あるとは限らないものです。
このT社長は、不動産投資は素人だとおっしゃる。
しかし、クアラルンプールの住宅物件を一巡されたあとに選ばれた物件は、クアラルンプールのランドマークであり、最も中心的なショッピングセンターの上層階に配置される最高級クラスのレジデンスでした。
東京でいうところの銀座に立地する六本木ヒルズレジデンスといった感じです。
ご自分では素人とおっしゃりながら、最も値上がりが確実で、値崩れが起きにくい案件を選ばれているのです。
私どもは一切、どの物件がよいかとの分析やアドバイスはぜず、自らお感じになり、選択された結論でした。
不思議なことに、このような不動産を賃貸し商売をされている方も、小売店舗に訪れるお客も、不動産を所有している方も皆さんお金回りがよい。
また、実際この物件の売主もまたお金回りがよい。
同物件をプレビルドで4年前に購入されているので、すでに十分すぎるほど儲かったのです。
そのため、マーケット価格よりも若干安い価格で合意することさえできました。
どうもお金儲けが上手な方は、「お金回り」の良くなるような、あるいはすでに「お金回り」のよい物件を選ばれる傾向にあるようです。
そのため、彼らがこの不動産投資をすることで、さらに「お金回り」がよくなることはすでに確定されたようなものでしょう。
考えれば当たり前のことなのですが、成功する方、している方というのは正しい結論を素早く見出し、決断、実行される。邪気がなく、迷わないのです。
麻鬼・桜井章一氏は、「考えすぎるな、感じろ」という。
それこそが「運」に呼ばれる行動様式なのか。
私が今回感じたのは、結果的に「運」に選ばれている方々は、実際にこのT社長のように「運」を呼び込むような決断と行動をしているのだということでした。
(つづく)
★寄稿者紹介
武居 麻理子(たけい・まりこ)
ステイジアキャピタルジャパン/ゼネラルマネージャー