水
12
10月
2011
何をいまさら、とお思いになる読者の方もいらっしゃると思いますが、私は、つい先日までFaebookとTwitterを使ったことがありませんでした。
「フォロー」や「いいね!」の意味がわからず、日本からやってくる出張者の話についていけない、ということをよく経験したものです。
現在、通常のインターネット接続だと、中国からFacebookやTwitter、Youtubeなどへアクセスすることはできません。
オフィスだろうが自宅だろうが、関係なしにアクセスできません。
情報統制しているせいなのですが、中国には、ブロックしているのはグレートファイアーウォール(GFW)と呼ばれる高度なアクセウ統制があります。
非常によくできていて、情報だらけのインターネットの世界で、中国国内で都合の悪い情報だけをうまく排除させています。
もっとも、Googleで訪問先を調べているだけなのに切断されることがたまにあります(なんでやねん、といつも思います)。
中国では、そのかわりといっては何なのですが、FacebookやTwitter、Youtubeに類するようなサービスがあります。
Facebookだと開心網や人人網、Twitterだと微博、Youtubeだと優酷や土豆網が有名どころです。
主に中国語なので、私は使ったことがありませんが、中国のインターネットユーザーにとってはどれも馴染み深いものです。
2006年9月に一般向けに使えるようになったFacebookの日本版が出たのが2008年5月。
2006年7月にはじまったTwitterの日本版が出たのが2008年4月。
私は2006年8月から中国にいますので、FacebookやTwitterが普及する前に日本から離れています。
さて、日本に滞在していますので、私の中で意味がわからなかったFacebookとTwitterを使ってみました。
どのようなものなのかは想像していましたので、それほど大きな感動はありません。
ただ、思ったのは「面倒くさい世の中になったもんだ」ということでした。
確かに、ビジネス的には面白いことができそうだ、という予感はあります。
私が所属する調査部としても、コンテンツを有機的に結びつけていく仕組みが整うので、ルートさえしっかりとさせればいい具合に必要な情報が必要なところに行くのではないか、という気がしました。
Twitterの即効性とFacebookの実名制を使えば、これまでの一方通行な情報配信が双方向となります。
これは、もう少し研究してみないとわからないのですが、いずれは何かしらの形でやってみようと思います。
面倒くさいと思ったのは、返信をマメにしなければならなかったり、好きなことを書けなくなる可能性が高くなったり、ということです。
中国にいるときは、このようなものを使うことはないので、逆にオフラインでの関係で成り立つ生活空間となり、これのほうが性に合っているように思います。
ここまでしてつぶやかないといけないのか、ここまでして返信したりいちいち「いいね!」をクリックしたりしないといけない、という関係というのはいったいどういう意味をもつのだろうか、ということを考えてしまうわけです。
昔あった「mixi疲れ」の再来かもしれません。
ビジネス的には使う可能性がありますが、個人的にFacebookやTwitterを使うことは短期的にはないと思います。
オフラインでいること、ここから生まれるものを重視するうえでは、中国のグレートファイアーウォールは、私の人生において変な形で寄与しているのかもしれません。