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12月

2011

【コラム】第23回 小島の旅行記〜バンコク(2)

前回に引き続き、バンコクに関して記します。

 

この2年くらいタイを訪れる度に感じることの一つに、「日に日に中国と韓国の影響度が増していること」が挙げられます。

 

中国の影響力に関して言うと、観光面で多く感じます。

具体的には、先日訪れたデューティーフリーショップの店員数名が、中国語は話せるが、英語はほんの少し、日本語にいたっては皆目駄目という状態でしたし、また今回泊まった新しい5つ星ホテルには、4階と14階、あるいは1204号室など、“4”という数字がつく階や部屋がありませんでした。

これは、中国系の人々が“4”という数字を非常に忌み嫌うために取られた措置だと思われます。

“4”というのは、中国語でも“死”と同じ発音になるのです。

数年以上前に建てられたホテルでは、普通に“4”という階や部屋がありますので、ここにも中国の影響の増大を感じ取ることが出来ます。

 

韓国の影響力に関して言うと、「K-POP」や「韓流ドラマ」などの強力なコンテンツのお陰でタイにも「コリアンフィーバー」が数年前から巻き起こっており、そしてその人気は定着しつつあります。

卑近な話ですが、現地の知り合いのOL(日本人/父、タイ人/母とのハーフ)なども「ちょっと前までは、私は日本人とのハーフということで凄くちやほやされたけど、今は全然駄目。

ここ数年で韓国人とのハーフの方がクールというイメージになってる」とぼやいていました。

※「うーん、それは主に本人の問題では」と心の中で思いましたが、慎み深さを旨とする日本人の私はその言葉を飲み込みました。

 

家電では既にサムスンやLGが日本勢を駆逐しつつありますが、観光分野においてもとうとう日韓の逆転がありました。

昨年はタイからの訪韓旅行客数(25万人)が、訪日旅行客数(22万人)を上回ったようです。

前述の観光関係の仕事をしている友人は、「韓国の“クール”なイメージとコスト(ウォン安なので日本の半額で行ける)で勝負にならない」と嘆いていました。

ただし、これにはオチがあります。

韓国に行ったタイ人旅行客は、リピーターにならないとのことです。

それは、タイ人達は「韓流スター」のような美男美女が街中にいるかと思い、ワクワクして行くのですが、どこに行っても当然そんなのはいない訳で、タイ人曰く「目がちっちゃい、扁平な顔の人達しかいない」とがっかりし、勝手に裏切られたと思うようです。

 

最後に、気候の良い乾季の今、タイへの観光旅行をお勧めします。

バンコク市内は全く安全ですし、経済活動の停滞のためか、いつもより渋滞も少なく、空港での入出国もスムーズ、何よりバーツが対円で過去最安値圏にあるので、何を買っても何をしてもお得感があります。

そしてこの洪水でホテルはどこも大幅割引をしており、5つ星ホテルでも6,000円くらいから泊まれます。

タイまでの航空チケット(往復)も2万円程度から(!)と格安です。

世界有数の親日国のタイの復興に、観光を通じて寄与してみませんか。

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