ED治療薬、高血圧治療薬との併用と有効時間

EDとは勃起不全症のことです。日本においては、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類が勃起不全症治療薬として臨床の場において使用されています。これらの薬はホスホジエステラーゼVという酵素を阻害します。これによって血管内のサイクリックGMPを増やし、血管平滑筋を弛緩させ、血管が拡張します。これで陰茎部の血流量を増加させ、勃起しやすい状態を作り出します。
ただこのED治療薬は内服薬のため血液を通して全身的な作用を示します。よって陰茎部だけでなくそれ以外の組織にも影響を及ぼします。ED治療薬が影響する代表的な疾患としては高血圧症です。高血圧症では、血管を拡張させ、血圧を下げるような薬が使用されます。ED治療薬も前述のように血管を拡張させるため、高血圧を改善する可能性があります。しかしもし高血圧症治療薬と併用されていた場合には、両者が相乗的な効果をもたらし、過度に血圧が低下してしまう可能性があります。もし低血圧が起こると、めまい、ふらつきといった症状が現れることがあるのでもし高血圧症治療薬を使用中にバイアグラを使用する場合には注意しましょう。
またED治療薬の有効時間に関してですが、有効時間はそれぞれ異なります。バイアグラは5時間程度が有効時間となっています。レビトラは使用する薬物量によって違い、10mgを使用する場合には5時間程度、20mgを使用する場合には10時間程度となっています。シアリスもレビトラと同様に使用する薬物量によって有効時間が異なり、10mgを使用した場合には20~24時間程度、20mgを使用した場合には30~36時間となっています。よってシアリスが最も有効時間は長くなっています。